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今さら聞けない!AI をビジネスに導入するための3つのポイント

こんにちは!株式会社キカガクの和泉です。普段は機械学習やディープラーニングの講座や、AI をビジネスに活用する講座の講師をしています。

研修をしていると、受講生の方からよく聞く悩みがあります。それは・・・

A さん

AI を自社でも活用して何か成果を出したいんだけど、どう始めればいいのか分からないです。
社内にたくさんのデータは溜まっているので、どうにか活用したいのですが、どうしたらいいですか?

B さん

といった悩みです。
そこで今回は、AI の活用についてみなさんが抱えている悩みに対して、3 つのポイントを紹介していきたいと思います。
この記事を読んで、みなさんのモヤモヤした悩みが少しでも晴れれば嬉しいです。

AI 導入のはじめ方

まず「AI をビジネスに活用して何か成果を出せそう!」と思っている方、もしくは「データは社内にたくさんあるので、これを AI で分析すれば何かの価値を生み出せそう!」と思っている方への、私の答えとしては「おそらく無理です。」ということです。

ここでの大切なポイントは「何かの成果」「何かの価値」という曖昧なものに対しては、きちんとした成果を出すことは不可能だと思った方がいいということです。

昨今の AI や機械学習のめざましい発展のニュースを見聞きし、さらに自分に合ったレコメンド顔認証などのサービスを毎日使っていると、AI という技術が「簡単に何でもできる魔法」のように感じてしまいます。

しかしながら、当然 AI とは人間が開発したものであり、実態はプログラムです。人間の要望を叶える魔法ではありません

そのため、AI を活用して「自社のどんな課題を解決したいのか。」「どんな価値を生み出したいのか」が明確になっていないと、うまくビジネスの成果に結びつくことはないのです。

ポイント
AI の導入ありきではなく、ビジネスの目的から考えよう。

思考を整理する 6 つの問い

そこで、AI の導入を考えるにあたって、簡単に思考を整理できる 6 つの問いがあります。まずは、じっくりと時間をとってこれらの問いと向き合うだけでも、導入に向けた道筋が見えてきます。

6 つの問いとは、みなさんもなじみのある 5W1H です。以下に列挙します。

AI 導入を考える 6 つの問い
なぜ AI を導入するのか(自社のビジネスの目的と合致するか)
どの AI を導入するのか(自社のビジネスプロセスに適合するのか)
誰のために AI を導入するのか(価値を生み出したい対象は誰か)
いつ AI を導入するのか(導入するために必要な期間はどれぐらいか)
どこで AI を導入するのか(どの工程に活用することで最も価値を生むのか)
どのようにして AI を導入するのか(誰が、どんな手順で進めていくのか)

これらの一つ一つの問いは、AI について聞いているようで、実は自社のビジネスへの向き合い方について問われているのと同じだと気づいたでしょうか?
AI とはいわば道具の一つなので、上手く活用することで価値を生み出しますが、使わなくていいこと当然あります

AI プロジェクトの進め方


実際のビジネス現場では、企画立案からシステム設計までに「PoC(概念実証)」というステップを踏むことが多いです。この概念実証のステップで、データと試作モデルを用いて精度や効果の検証を行い、AI プロジェクトを推進していくのか、もしくは撤退するのかを判断します。

その際に、上の 6 つの問いに対する答えや基準が明確でないと、判断を誤ります。「こんなに開発期間と開発費用をかけたのだから・・・」「最先端の技術だから・・・」という考えにとらわれてしまい、結果として失敗に終わることになるのです。

ポイント
5W1H にじっくりと向き合い、思考を整理しよう

AI は IT 企業だけのものか?

ここまで読んで、ハードルが高そう・・・。AI についてそもそも知らないのに、5W1H を整理することが難しい・・・。と思った方もいらっしゃると思います。

でも、安心してください。AI モデルは IT 企業だけのものではありません。むしろ、これらの技術は無料(もしくは低価格)で公開され、簡単な試作品をつくるためのハードルは年々下がっています。加えて、モデルの構築に必要なデータについても、法律の整備が進み、様々な機関で無償公開されています。その気になれば、すぐに AI モデルを作って動かすことができるのです。

ノンコーディング、ローコーディングツール

例えば、プログラミングをしたことがない、という人でも AI モデルを構築することができる、Azure Machine LearningGoogle Cloud AutoMLSony Prediction One などのサービスがあります。

Azure Machine Learning を例にしますと、パズルを組み立てるようにして、AI モデルを組み立てることができます。また、自社のもつデータでも簡易な予測や分類であれば十分行うことができます。詳しくは、弊社のこちらの記事もご覧ください。

オープンデータ

データについても、オープンデータといって、個人が特定されないようなデータをさまざまな機関が無償公開しています。Civic Tech で話題になった、新型コロナウィルスの感染者数ダッシュボードや、音楽ストリーミングサービスの Spotify などでもオープンデータが使われた事例があります。また、千葉市のように、行政期間でのオープンデータ活用をしている取り組みもあります。オープンデータと上記のツールを組み合わせれば、すぐに AI モデルを作ることができます。

以上のように、自社の課題が明確であれば、それを形にできる環境は整っていると考えられるでしょう。

ポイント
AI 活用のための、無償サービスを活用しよう

最後に

いかがだったでしょうか?本記事では、AI をビジネスに活用するための 3 つのポイントを確認してきました。何となく抱えていた皆さんの悩みが、少しでもクリアになっていれば幸いです。

まとめ
・AI の導入ありきではなく、ビジネスの目的から考えよう。
・5W1H にじっくりと向き合い、思考を整理しよう
・AI 活用のための、無償サービスを活用しよう

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