5月スタートの新セミナー
人工知能 (AI: Artificial Intelligence) の注目が高まり、その人材育成にも日本全国で注力されるようになりました。
ディープラーニングを中心とした各種技術をプログラミングによって、どのように実装していくかを学べる環境が日本には整いつつあります。
2019年までは『AIを学ぶこと』が中心であったと言えます。
その一方で、AIへの学びの熱が一段落してきて、冷静さが戻ってきた今、各社がどのようにAIを事業へと結びつけるかといった『AIの事業化』へ思考が切り替わり始めています。
そのような時代が移り変わっている中、学ぶことができる内容は『AIに関する基礎的な知識(G検定など)』『AIに関する実装を行う知識(E資格など)』といったものが中心です。
しかし、いまの時代求められていることは、単なるAIの断片的な知識だけではなく、今の業務を徐々に自動化していきながら最終的にAIを導入していくための実践的な知識です。
2020年5月から新しくスタートする『AIビジネス活用コース』はこの実践的な知識が得られる内容となっています。
AIを業務へ導入するための適切なステップ
実際の業務へAI、特に機械学習を導入していく場合には、上記のような流れで徐々に自動化のレベルを高めていくことが自然です。
それに対して、いまのAIの学びはStep1からAIとなっている場合が多く、これが期待値と現実のギャップを生むと推定しています。
今回のAIビジネス活用コースでは高度な数学やプログラミングに関しては基本的には扱いません。
ただし、本当の意味で業務に活用できるAIの取り入れ方は取り扱います。
常に更新され続ける新しい技術に関する論文の実装を追っておきたいという方には向きません。
その一方で、技術は目新しくなくても良いため、会社の業務で本当に使える知識と経験が欲しいという方にはピッタリなコースです。
概要
今回はオンラインのリアルタイム講義で7時間×2日の構成となっています。
初回の講義は 5/25 (月)、5/26(火) の 9:30-17:30 です。
料金は 2日間で 100,000円(税抜)です。
他のコースと比べてもエントリーしやすいような金額設定といたしました。
* オンラインでのリアルタイム講義は Zoom というオンライン講義を行うためのシステム(無料)を利用するため、こちらを使うことができる必要があります。
AIビジネスコースでは、以下の2つの実践的な課題に取り組んでいただきます。
* 内容は多少変更することがあります。
この課題を単に機械学習で最初から解くわけではなく、上記に示したStep1~Step5までのそれぞれの検討について経験していただき、具体的な進め方を把握することができます。
業種を問わず多くの人が受けられるような内容にしておりますが、需要予測やチャットボットが学びたいわけではないという方もいらっしゃると思いますが、この点はご心配ありません。
このコースは需要予測やチャットボットを学ぶことが目的ではなく、需要予測やチャットボットの演習を通して、機械学習で利用されている技術を幅広く理解することが目的です。
この2つの課題を通して、それぞれ以下のことを学ぶことができます。
- 時系列データに対する予測(Forecasting)
- 分類(Classification)や回帰(Regression)といった表形式のデータに対する教師あり学習
- 制約条件付きの最適化(Optimization)問題の解き方
- テキストなどの自然言語 (NLP: Natural Language Processing) の扱い方
- 写真などの画像の扱い方
- 学習から推論、そして、再学習などの運用の流れ
本コースの特徴
本コースはキカガクが独自に開発したAIの業務を経験できるシミュレータに基づいて学びを進めていきます。
単に頭で知識として理解していることと、実際に失敗も含めて経験していることでは実力に大きな差があります。
一般的なビジネス活用系の講座では、この知識として理解するような講義を聞く形式が一般的ですが、このコースではその点が全く異なり、経験が中心の学びとなります。
お申し込み
本日より、講義の申込みを開始します。
お申し込みはこちらの申し込みフォームから手続きを進めていただけます。
ご不明な点がございましたら、弊社ホームページのお問い合わせよりお気軽にお尋ねください。
プログラミングなどの前提知識は不要で、心配な方に向けた事前予習も用意しておりますので、お申込み後に連絡差し上げます。