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【どう違う?】Google Colaboratory 有料版の料金と内容は?

こんにちは!株式会社キカガクの神部です。普段はマーケティングや機械学習・ディープラーニングの講師等をしています。

本記事では、Google Colaboratory(略称: Google Colab)の無料版と有料版の比較を、なるべくわかりやすい言葉でまとめています。有料版にしようか悩んでいる方のご参考になれば幸いです!

本記事で学べること
  • Google Colab 有料版の種類
  • Google Colab 有料版の特徴
  • Google Colab 有料版の使用感

Google Colab の料金体系は?

基本的には無料で使える

Google Colab とは、Google アカウントを使用し Python の実行環境を構築できるツールです。また、機械学習で必要な外部ライブラリがインストール済みなので、環境構築が簡単にできます。
さらに、機械学習やディープラーニング等で必須な GPU も無料で使用できます。これがとても嬉しい機能となっています。
Google Colab の使い方に関しては、こちらをご参考ください。
【最新版】Google Colaboratory とは?使い方・メリット・設定などを徹底解説! 【Google Colaboratory】作業が捗るショートカットキーを厳選して紹介!

Google Colab の有料版は?

基本無料で使用できる Google Colab ですが、有料版もリリースされています。
有料版は次の2つです。

  • Colab Pro
  • Colab Pro+

参考 Google Colab 公式サイト

Colab Pro は執筆時点において月 1,072 円で使えるプランで、無料版に比べて次の特徴があります。より詳細な違いは次章で説明します。

Colab Pro の特徴

  1. GPU が高性能
  2. メモリを多く使える
  3. 長時間使用できる

Colab Pro+ は執筆時点において月 5,243 円で使えるプランで、無料版に比べて次の特徴があります。

Colab Pro+ の特徴

  1. GPU が超高性能
  2. メモリをさらに多く使える
  3. 長時間使用できる
  4. バックグラウンド実行

有料版 Google Colab は無料版とどう違うの?

個人の学習として使用するには無料で一切問題ない Google Colab ですが、使っていると次のような問題を感じるときがあります。

Google Colab 無料版のデメリット
  • GPU を使う場合、高速な GPU が割り当てられないことが多い
  • データやモデルのサイズによってはメモリ不足になる
  • 最長 12 時間で自動的にリセットがかかってしまう

一方、有料版である Colab Pro と Colab Pro+ はどう変わってくるのでしょうか。

GPU

Google Colab は、自分の PC に GPU を積んでいなくても GPU を使用できます無料版では GPU の種類を自分で選択することができず自動的に割当られます。
一方、有料版の Google Colab は P100 のような高性能 GPU が割当られます。高性能 GPU が割当られるメリットは、簡単にいえば計算スピードが速くなります。ビッグデータを取り扱い、長時間の学習時間が必要なディープラーニングにおいて、この計算スピードは重要になってきます。

メモリ

機械学習やディープラーニングのモデルを無料版 Google Colab で構築しようとするとメモリの容量がいっぱいになってしまうことがあります。これは割り当られる仮想マシン(通称 VM )が関係しています。有料版では高メモリ VM が優先的に割当られるため、メモリ使用量が倍近く増えます。これによりメモリ使用量を気にせずに計算を回すことができます。

使用時間

無料版では最大使用時間が制限され、12 時間で初期化されてしまいます。12 時間あれば問題ない場合も多いのですが、機械学習やディープラーニングとなると学習を長時間回すことがあります。12 時間でリセットされてしまうと、学習が終わらないまま初期化され、もう一度やり直し・・・ということにもなりかねません。
また初期化されると、アップロードしたデータを等もなくなっているので、再度アップロードやマウントする必要があります。有料版になると 最長 24 時間まで使用できるので、かなり利便性が高くなります。

バックグラウンド実行(Colab Pro+ のみ)

Colab Pro+ では、仮にブラウザを閉じたとしても裏で処理をしてくれているバックグラウンド実行(Background execution)が可能になります。学習の途中で PC をシャットダウンしてもよいので、長時間の学習を回す際とても便利です。
参考 Colab の定期購入を最大限に活用する 公式ノートブック

以上まとめたのが下図です。

項目 無料版 Colab Pro Colab Pro+
料金 無料 月 1,072 円 月 5,243 円
GPU 自動割当 高性能 GPU が
割当られる
高性能 GPU が
割当られる
メモリ 通常使用分には
問題ない
大量データ用 大量データ用
使用時間 最長 12 時間 最長 24 時間 最長 24 時間
バックグラウンド
実行

実際に使用した印象

それでは次に、Colab Pro と Colab Pro+ の使用感をお伝えします。

Colab Pro の使用感

実際に無料版と Colab Pro で使い分けた際、体感として一番大きかったのは GPU の違いによる計算速度の速さでした。無料版で大量のデータを学習させる際に感じていた「結構時間かかるな・・・」という感覚がかなり薄れました。また、メモリも体感で倍近く増えているため、無料版でストレスを感じていた人は使用してみるのもよいかもしれません。

Colab Pro がおすすめな方

  • 無料版の計算速度にストレスを感じている方
  • 無料版のメモリ量にストレスを感じている方
  • 個人で GPU をつかった機械学習やディープラーニングをがっつり実装したい方

Colab Pro+ の使用感

Colab Pro+ も無料版と比較して、Colab Pro 同様に計算速度もかなり早く、メモリもストレスなくすごく使えます。
ただ何より良かったのが、バックグラウンド実行です。PC を閉じても学習を回してくれ、ずっと見張ってなくてよいのはとても助かります。また定期実行ができるため保守運用が楽なところも大きなメリットです。

Colab Pro+ がおすすめな方

  • かなり重い計算を回したい方
  • 大量のデータセットを扱いたい方
  • Colab Pro 以上に機械学習やディープラーニングをがっつりやりたい方

最後に

以上、Google Colab の有料版の料金や内容を無料版と比較しつつご紹介しました。
有料版が出るまでは、個人で使用する場合には無料版で問題ないと思っていました。ただ、近年流行しているモデルを使用したり、実際の業務に活かせるようなモデルを構築する場合にはスペック不足です。

そのような状況に陥っている方は、今回を機に有料版にするのもおすすめです!

また簡単に定期購入の解除もできるので、安心して使用開始することができます。
本記事が有料版にするか迷っている方の参考になれば幸いです。

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