【最新版】G 検定とは?難易度や E 資格との違いを合格者が徹底解説!

G 検定はこんな方にオススメです
  • AI についてこれまで学習した知識を整理したい人
  • 様々な立場の人と連携しながら、AI を活用していきたい人
  • AI についての技術から活用事例まで一気に学びたい人

こんにちは、キカガク機械学習講師の和泉です。

本記事では、シラバス改訂後初の試験実施となった、G 検定(ジェネラリスト検定)に関する速報です!G 検定の概要を知りたい方や、次回の受験を考えている方はぜひご覧ください。

参考 G 検定(ジェネラリスト検定)シラバス改訂についてのお知らせ一般社団法人 日本ディープラーニング協会

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2021/7/1 から、G 検定事前確認テストを無料で公開しています。G 検定の受験を考えている方は、ぜひ学習教材の1つとして、ご利用ください!


G 検定とは?

日本ディープラーニング協会が認定する、AI やデータ活用についての広く実践的(General)な知識について有することを証明する資格です。
近年は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の需要の高まりに加えて、ビジネスでも AI についての知識が必須となっていることから、注目を集めている資格になります。

開催会ごと概要
出典:一般社団法人 日本ディープラーニング協会

E 資格との違いは?

E 資格はエンジニア向けの資格となっており、機械学習モデルの実装や、内部で行われる数学的な計算の理解を問うものになっています。対して、G 検定はジェネラリストを対象にした資格になります。

そのため、AI を活用した事業設計から、関連する法規、契約や倫理にまつわる内容など、広い範囲のビジネス活用の知識を問うものになっています。

G 検定を取得することで得られるメリット

G 検定を取得することで得られるメリットを筆者は3つあります。

受験後の姿
  1. AI をビジネスに活用するための基礎素養を得ることができる
  2. 時代の潮流を読み、ビジネスの変革を考えるヒントを得られる
  3. 事業横断的なコミュニケーションが可能になる

AI×データを活用してビジネスを前に進めるための、幅広い知識を身につけることができます。今後、G 検定はビジネスマンの基礎的な素養の 1 つになるでしょう。

G 検定試験の概要

基本情報

また試験の基本情報は下記です。

基本情報詳細
受験料一般 13,200 円(税込)、学生 5,000 円(AI For Everyone 修了者の方は 30% 引き 詳しくは公式HP
試験時間120 分
問題数小問 191 問
形式選択式
実施形態オンライン実施(自宅受験)

【速報!】シラバスの改訂について

今回の G 検定から試験のシラバスが改訂になりました。公式リンクでは、「ビジネスパーソンが DX を推進するためのより実践的な内容を追加している」とありましたが、「実際にこれまでの試験の傾向とどう変わったのか」筆者の視点でまとめたいと思います。

① これまでの試験との共通点と相違点

これまでの G 検定の過去問と比べて、共通点と相違点について分析します。

共通点としては、これまで同様に AI の歴史、具体的な機械学習の手法とその仕組み、実社会での活用など、幅広い分野についての知識を問われていました。

相違点としては、やはり実際のビジネス現場での活用についてこれまでより多く問われている印象です。関連する法律やビジネスでの運用のあり方、日本の事例だけではなく海外での事例、法令などの規制のあり方にも言及されていました。

② これまでの試験と比べての難易度

個人の主観となりますが、これまでより難易度は高いように感じました。要因としては、試験の範囲が実社会での活用を想定して、広くなっているためです。

そのため、暗記に頼る反復練習だけでは不十分で、普段からアンテナを張って情報収集することの必要性も感じさせます。法令の分野はどうしてもなじみが薄いので、実例と関連させながら覚える工夫も、必要だと思います。

③ 公式テキストと比べての難易度

公式テキストにある解説が理解できていれば、解ける問題もありますが、公式テキストに全く載っていない用語や技術について問われるものも多々ありました。

特に、技術面については内容まで噛み砕いて理解できていないと、全ての問題を試験時間内に解くことは難しいと思いました。

公式シラバス

JDLA_G 検定シラバス_2021

最後に:G 検定の取得にむけて

自社のビジネスに、AI ×データを活用するためには、エンジニア、経営層、経理、総務、セールスなど事業分野を超えた共通理解が必要になります。G 検定で得られる知識を土台とすることで、事業横断的に戦略を練ることができるでしょう。

学習に使える書籍

G 検定の学習には、JDLA の公式テキストがおすすめです。シラバスの内容に加え、第2版からは練習問題の量も増え、より実践的な書籍になっています。
インターネットの検索で集められる情報は玉石混交のため、より正確な情報を得るためにも書籍をおすすめします。

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AI の発展の歴史から、機械学習の技術の全体像、ビジネス活用に必須の法令までを全て網羅。JDLA の新シラバスにも準拠した問題を、現在無料で付与しています。

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