AI にプログラミングはもういらない?GUI ツールのススメ

「AIは活用の時代」と言われるようになって久しくなりました。しかし、一体どれほどの企業がが社内にAIを導入できているのでしょうか。諸説ありますが、総務省の資料によるとおよそ22.1%の企業しか導入が成功していないとの結果がでています。


参考
総務省|平成30年版 情報通信白書|AI・IoTの導入状況KIKAGAKU

この原因にはおそらく、AI導入へのハードルの高さがあげられるでしょう。数学、プログラミング、環境構築と、新しいかつ複雑な技術で必須となっており、やすやすと手を付けられる代物ではありません。
しかし、実はそういった時代は徐々に終りを迎えています。
タイプライターの手からキーボードが離れ、PCが一般に普及したのと同じように、今は私達の誰もがAIを使えるといった時代が到来しています。

本記事では、プログラミング無しでどのようにAI活用が可能なのか、そしてどういったサービスが存在しどのように使えるかの紹介をしていきます。

GUIツールとは

GUI とはグラフィカル・ユーザー・インターフェースの略称です。言い換えると、マウス操作で扱えるソフトウェアとなります。AIというとアルファベットの羅列を想像しがちですが、現在はプログラムを一切書かずにAIの作成が可能となりました。
早速どういったサービスがあるのか見ていきましょう。

Microsoft Azure – Cognitive Srvices


こちらはMicrosoftが提供するクラウドサービスです。GUIサービスでは最大級のボリュームが有り、たくさんの人手作業を代替することができます。視覚、音声、言語、ナレッジ、検索と5つの大項目があり、そのなかに30以上のAIが展開されています。中でも視覚(Vision)のサービスが有名です。

Google Cloud – AI & Machine Learning Products


Google からもGUIツールが提供されています。最大のメリットは使い慣れた画面でしょう。私達が普段使っているGoogleのサービスと同様の感覚でAIの構築が可能です。しかしながら、本サービス単体で運用は厳しい点がいくつか存在します。どちらかというとエンジニア向けのサービスと言えるかもしれません。

Amazon Rekognition


AWSはクラウドコンピューティング市場だと最大手です。そのため、既存インフラとの親和性、需要という点が大きなメリットになるでしょう。単体での運用は少々難しいかもしれませんが、エンジニアが活用することにより威力を発揮するサービスです。

GUIツールの比較 -Cognitive Servicesを例にとって-

それでは、早速GUIツールの詳細、そしてその比較を行っていきましょう。折角ですので、概要と一緒にAI活用の勘所も掴んで頂ければ幸いです。
紹介するサービスは以下の2つです。

・ Azure Computer Vision
・ Azure Custom Vision

Azure Computer Vision

Cognitive Serviseとは、すぐ使えるAIが用意されており無料もしくは少額で利用できるサービスです。AIを構築するには元となるデータ、そのためのマシンリソースなど必要なものがたくさんありましたが、それら全ての
その中でも、サービスを開始したらすぐに使えるサービスがAzure Computer Visionです。


参考
Computer VisionKIKAGAKU

Computer VIsionの裏側には、すでにたくさんの画像を覚えた優秀なAIが待機しています。したがって、何か画像を与えるだけですぐ、その画像の物体名や属性などを出力してくれるわけです。
ブラウザ上で試すことができるので、実際に試してみましょう。画面中央の[参照]から好きな画像でテストすることができます。

しかしながら、ある一般的なタスクに特化している分細かい問題が苦手です。例を上げると、トマトの画像を与えればそれがトマトだとわかるのですが、産地や生産者、品種の特定までは行えないということです。
一般的な問題は得意だが細かいタスクには使えないというところが Computer Vision のメリットでありデメリットであるため、ここをクリアすれば非常に有用なサービスとなるのではないでしょうか。

Azure Custom Vision

では、どのようにすれば細かなタスクでもAIが使えるのでしょうか。解決策を少し考えてみると、一般的なものが分類できる優秀なAIがあるのだとしたら、追加で新しい情報を与えればすぐにコツを掴んでくれそうです。私達の直感としても野球ができるのであればソフトボールなど、他のスポーツも練習すればある程度できそうな気がします。
実は、この Computer Vision のデメリット補い、よりタスクに即した実装が行えるサービスが Custom Vision です。


参考
Custom VisionKIKAGAKU

Custom Visionの裏側にも優秀なAIが待機しており、本サービスでは追加で勉強させることが可能となっています。したがって、トマトの画像を与え「これはこの産地のトマト」と教えてあげればすぐに解いてくれるというわけです。
このサービスがリリースされた頃により特定の部品や人物など、よりビジネスに直結した分野でのAI活用が加速しました。

実際に試したいと思った方は以下の記事を御覧ください。きのこの山とたけのこの里の分類、犬と猫の分類などが高い精度で実現できています。


参考
Custom Vision Serviceを使ってみた – QiitaKIKAGAKU


参考
Azure Custom Vision Serviceで「きのこの山」と「たけのこの里」を判別させてみるKIKAGAKU

AI にプログラミングはもういらない?

以上が代表的な2つのGUIサービスの紹介でした。このように、現在はわれわれが普段使っているソフトと同じ用にAI活用が可能となっているのですね。実際に試された方は、おそらくAIが身近に感じまた活用の方法が徐々に想像できてきたのではないかなと思います。
それでは、果たしてAIの作成にプログラミングはもう必要ないのでしょうか。こちらは結論から言うと「大部分はGUIで代替可能であるものの、少なからず必須である」という答えになります。
なんらかの新しいサービスへ組み込む、となるとどうしてもプログラミングが必要となります。また、最新の技術はソフトウェア化されていないため利用できるサービスがありません。

それでは、ビジネスサイドの人間だけでAIが作成できなった際、私達はAIとどのように付き合えばよいのでしょうか。エンジニアがいなければ作成できないのであれば、ビジネスサイドの出る幕はないのでしょうか。

ここで重要となる考え方が PoC(Proof of Concept) です。みなさんが上記サービスを試して実感していただいたように、AIは使ってみないと結果がわかりません。いままでAIの導入はまさにここが課題となっていました。プロトタイプの完成まで時間がかかる、かつ使ってみたら精度がでないという例が頻出したためです。しかし、今私達はプロトタイプの作成ツールを手にしています。
AI作成の短縮化はもちろん、ビジネスを理解している人間、その試行錯誤を行なうためのツールとしてこそGUIサービスは力を発揮します。
ワークフローの改善だけではンク、PDCAの効率化、AI導入の実験ツールとして是非本GUIサービスをご利用頂ければ幸いです。

AIビジネス活用コース開講

最後に、弊社AIビジネス活用コースのご紹介をいたします。
「GUIツールの有用性はわかった。」
「しかし、どのように業務に組み込めばよいかがわからない。」
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参考
【新セミナー】実践で学ぶ!AIビジネス活用コース | キカガク公式ブログKIKAGAKU

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