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キカガク代表のブログ

機械学習や人工知能について書きます。たまにはプライベートも。

【起業して4ヶ月】思い切って辞めた3つの選択

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はじめに

起業して早4ヶ月が経ちました。

会社のホームページでも書きましたが、池袋にセミナールーム用のオフィスを借りることができ、稼働し始めました。
オフィスを借りることで、腰を据えてセミナーが行えることもそうですが、インターン生をはじめ、良くしていただいている方々と一緒に勉強できる機会が増え、非常に嬉しく思っています。

『学ぶ』ということは、そのセミナー1回で終わりではなく、その後の試行錯誤によって本物の力へと繋がっていくため、その過程の支援もしっかり行っていきたいと思っています。

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↑ 新オフィス(65インチディスプレイ2台完備)

今は一人社長として働いており、数名のインターン生にセミナーのスタッフをお願いしながら稼働しています。
そのため、会社の経営から始まり、セミナーへの集客、カリキュラムの作成、セミナーの講師、コンサルティングの営業、事務所を借りる手配、ホームページの作成・運営、インターン生集めなど、この4ヶ月間に1人で割りと手広く仕事をしていました。
もちろん、その全てを独立して完璧にこなせるほど器用ではないため、寝る時間や家族・彼女・友人との時間も確保しつつ、有限の時間で最大限のパフォーマンスを発揮するためにどうすれば良いだろうと考えて行動してきました。
その中で、思い切って辞めた3つの選択を紹介します。
すべての人に対して当てはまることではないと思いますが、起業直後で手一杯の方へ少しでも手助けになることを願っています。

 

思い切って辞めた3つの選択

1.パワーポイントの資料作成

この選択が一番効果として大きかったと感じています。
もちろん、これまで幾度となくミーティングを行ってきましたが、そのほとんどでパワーポイントの資料を作らず、要点だけまとめた文字の資料を準備していきました。

結果的には、今までほとんど不自由したことがなく、もう少し図で説明してほしいと言われたときには、補足としてインターネットで検索しながら画像をお見せしたりと、自分自身のQiitaの記事で説明したり、またほとんどの場合は手書きで済みました。

前職では、ミーティングの前にたたき台となるアジェンダを込めた資料作成をしておきなさいと言われており、もちろんそれが当然だと今でも感じています。
しかし、実際のところ、それをパワーポイントの図を付けて綺麗なものを時間をかけて作成する必要は無いことに気づきました。
ミーティングのゴールは、お互いの共通認識をすり合わせ、時には協業していくための施策を考えていくといった点であり、自分自身が作成した綺麗なスライドを説明する場ではないと気づいたからです。
共通認識のすり合わせには、ディスカッションが一番有効であり、資料での話は導入としての必要最低限とし、それ以外はミーティングでの効率を最大化するために、極力ディスカッションに注力する。
これを実施するようになってから、事前準備の時間がほとんどなくなり(アジェンダと必要な情報のみのため、スマートフォンを使って電車の中でできるように)、密度の濃いミーティングが増えました。

当然ですが、パワーポイントの資料を作ることがゴールではなく、ミーティングの密度を高める一要素として位置づけることが良い選択に繋がりました。

 

2.ゴール設定の曖昧なミーティング

パワーポイントの資料作成をミーティングの内側の問題だとすると、こちらは外側の問題となります。

起業直後は資金調達関連や、新しいプロジェクトの話など、ぜひ一度ミーティングをというお話をいただきます。
起業直後はいただけるお話であればなんでもぜひ!というスタンスでいましたが、今はガラッと真逆になっており、具体的にゴール設定ができているミーティングのみ直接あってお話をするようにしています。

これを聞いて、起業直後に生意気だなと思われるかも知れません。
個人的にもそう感じます。

しかし、なんでもやります!といったスタンスで色々な人と話を進めていくうちに、周りの期待値ばかり高めてしまい、結局仕事が手一杯でほとんど時間を作れず、気づけば話がフェードアウトしていくといったことが何度かありました。

このフェードアウトが一番の罪だと感じており、期待していただいた方にご迷惑をおかけしないためにも、できそうでないものは申し訳ありませんが最初からお断りし、(時間的・技術的に)できそうな案件のみに注力して、そちらのミーティングの密度を高めるように心がけています。

ミーティングを行う前に、メールや電話でお互いのゴール設定や状況のすり合わせを行い、できそうであればミーティングを行いながら本格的に進めていくことをおすすめします。
『とりあえず話しましょう』と言う方もいますが、直接話してみると断るのが案外難しかったりするので、気をつけてください。

 

 3.空いている時間をとにかく予定で埋める

起業してすぐの頃は売上が立たなかったり、今後の見通しが立たなかったりして、予定が空いていたり、誰かと話していないと不安になりました。
そのため、とにかく予定を埋めて色々な人と話をしたり、イベントを詰め込んで、仕事をするようにしていました。
もちろん、これによって得られた知見や人脈も多くあり、今の自分を支えてくれています。

これが癖になり、Google カレンダーを見て、『予定がたくさん埋まっている=仕事をしている』『予定が埋まっていない=仕事をしていない』と感じる自分がいました。
しかし、本当は『どれだけ多くの人に貢献できたか(この指標の一種として売上)』が重要であることを忘れていました。

たしかに、予定が増えれば増えるほど、売上が増加していきましたが、それは予定の数とある程度比例した売上であり、自分の時間が有限であることを考えると、上限はすぐそこに見えています。
このままいけば、年内、いや早ければ数ヶ月以内にはこの事業の限界に当たると感じました。

そこで、空き時間を増やすように心がけ、その時間は休みに使っても良いし、自分の勉強に使っても良いと決めました。
そうすると、意外にも休みのときほど、今後こうしたい、ああしたいといったことを考えるようになり、人間は余裕のある時しか新しい発想が生まれないものだなと思いました。
しっかりと休むことで仕事へのモチベーションも高くなり、一石二鳥でした。
また、空いている時間でこれまでの作業で効率化できるところを効率化していき、仕事の時間が更に増え、正のスパイラルに入ったと思います。

起業直後は寝食を忘れて思いっきり働くことが一般的ですが、新しい発想を取り入れたり、現状の作業を効率化するといった観点からも、予定は埋めすぎずに空きを作るのはいかがでしょうか。

 

おわりに

この記事の内容に関しては賛否両論あると思いますが、起業はがむしゃらに働くことがゴールではなく、最初に掲げたビジョンを達成することがゴールであり、効率よく働くため、そして体を壊さないためにも、『やらないことを決める』ことが大事だと感じています。

こちらの記事がこれから起業される方はもちろんのこと、最近毎日仕事ばかりで余裕ないなと感じている方への一助となれば幸いです。

 

株式会社キカガク
代表取締役社長
吉﨑 亮介

 


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